翼

どしゃぶりの雨音に
静かに煙る街
火のつかないタバコを
いつまでも銜えてた

醒めない夢ならば
このまま眠りに尽きたい

吹きすさぶ風の中
ずっと見てきた夢
いつどこで終わるもの
答えなどないものね

悲しい道のりは
どうして明日を示すの

羽ばたかぬ翼など捨てちまえば
少しは楽になるかもしれない
びしょぬれの翼で
凍えそうな心を包んだ

人ごみにまぎれて
小さな空を見た
人はなぜに翼を
背負いて生まれるの

僕らはいつだって
明日を見つめていたはず

天照す星の群れ抱きしめたい
心はいつだって自由になれる
まどろみの向こうで
千の夜を越える夢を見た

羽ばたかぬ翼など捨てちまえば
少しは楽になるかもしれない
びしょぬれの翼で
凍えそうな心を包んだ