| 「松本裕介」 / 評:作家・菊田圭 | 僕は作家の立場から「松本裕介」の詞世界を観ていきたいと思う。
「松本裕介」の素晴らしいところ。それは問題提起をし、 その問いに対して答えを提示しているところ。 『生きる』では「愛」と「夢」について。彼自身の見解。 いや、価値観が示されている。答えを提示すること。 ア−ティストならば当然の事なのだが、 果たしてどれだけのア−ティストが自身の価値観をさらけ出しているだろうか? ごく僅かしか居ないのではないだろうか。 オブラ−トに包んだような歌詞がもて流行されている日本のミュ−ジックシ−ン。 そんな中で僕が出会ったア−ティスト「松本裕介」は異彩を放っている。 『君を求めて』では何を得ても君を求め続ける姿が痛いくらい伝わってくる。 まさにオブラ−トに包まない歌詞だからこそ成せる技である。 そして「君が僕の真実」と答えを導き出している点で 極めて完成度が高い作品ではないだろうか。
そしてアルバムのタイトルチュ−ンになっている『未来』では 「愛し君よ 信じるものへ 情熱の限り 向かえばいい」と未来に向け、 進むべき方向性を指し示している。 彼のナンバ−で最もスピリチュアルな歌詞になっていると思う。
先が見えない時代だからこそ一人一人が強い意志をもっていかなきゃいけないと思う。 彼の音楽を通じて、人生・愛・社会などについて考えてみてはどうだろうか。 皆それぞれに何かが変わるかるかもしれない。
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